女子医学生が過ごした日々<帝国女子医学薬学専門学校>

会 期:2012年6月12日(火)~11月16日(金)
場 所:額田記念東邦大学資料室(医学部本館1階)
場 所:額田記念東邦大学資料室(医学部本館1階)
蒲田・大森が「梅ちゃん先生」で盛り上がるなか、資料室でも女子医専に焦点を当てた企画展を開催しました。
連続テレビ小説の梅ちゃんは、昭和21年、医師になるために女子医学専門学校に入学し、卒業後は町医者として地域医療に従事します。 ちょうど同じころ、東邦大学は「帝国女子医学薬学専門学校」として医師の教育を行うと同時に、附属病院での診療を行っていました。 女子医学専門学校のしくみは?授業や実習のようすは?きっと梅ちゃんも過ごしたであろう、女子医学生の生活をご紹介します。 |
女子医学専門学校の幕開け
1925(大正14)年、岡山県で曽祖父の代から医師をつとめる一家に育った額田豊・晉ご兄弟が、私財を投じて「帝国女子医学専門学校」を創立しました。
豊先生が女子の教育にこだわったのには、理由がありました。当時医学分野に関しては、専門学校から大学への移行が文部省の目標でしたが、高等教育の対象は男子が基本です。しかし、男子にだけ医学教育を行うようでは、地方医師が不足していること、そして戦争で出征した場合には、国内全体が医師不足に陥るおそれがありました。医療の担い手には女子への医学教育が不可欠であると訴え、女性が医学を学べる場所としてつくりあげたのがこの専門学校でした。
豊先生が女子の教育にこだわったのには、理由がありました。当時医学分野に関しては、専門学校から大学への移行が文部省の目標でしたが、高等教育の対象は男子が基本です。しかし、男子にだけ医学教育を行うようでは、地方医師が不足していること、そして戦争で出征した場合には、国内全体が医師不足に陥るおそれがありました。医療の担い手には女子への医学教育が不可欠であると訴え、女性が医学を学べる場所としてつくりあげたのがこの専門学校でした。
戦後の復興と大森キャンパス
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大学昇格後(共学)1期生の授業
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昭和32年の大森キャンパス全景
女子医学生の学校生活
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学生の採血実習
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寄宿舎の中庭
NHK連続ドラマ『梅ちゃん先生』
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耳鼻科の病院実習
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病院実習
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整形外科の講義
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顕微鏡の授業実習