理事長からのメッセージ(2)
会 期:2011年12月5日(月)~2012年1月13日(金)
第4代理事長
藤原 孝夫(1964年8月31日~1969年11月26日) |
1896(明治29)年岡山県生まれ。
東京帝国大学法学部を卒業後、内務省に入省。山梨・千葉県・神奈川県知事などのほか厚生省労働局長などを歴任したが、戦後の公職追放令により依願退職し、その後は厚生省で国立公園整備に携わった。
創立者の額田豊・晉兄弟とは同郷で旧知の仲であったことから、第2代理事長額田晉の急逝後に理事長就任の打診を受け、第3代理事長高木逸雄の学長就任と同時に東邦大学に着任。全国の大学で学生運動が盛り上がる中、学生側と長時間にわたる団交を行うなど解決に向けた対策を行った。
東京帝国大学法学部を卒業後、内務省に入省。山梨・千葉県・神奈川県知事などのほか厚生省労働局長などを歴任したが、戦後の公職追放令により依願退職し、その後は厚生省で国立公園整備に携わった。
創立者の額田豊・晉兄弟とは同郷で旧知の仲であったことから、第2代理事長額田晉の急逝後に理事長就任の打診を受け、第3代理事長高木逸雄の学長就任と同時に東邦大学に着任。全国の大学で学生運動が盛り上がる中、学生側と長時間にわたる団交を行うなど解決に向けた対策を行った。

message |
習志野に建設された医・薬・理学部合同の同窓会館「東邦会館」の落成記念パンフレットに寄せた文章。一階に学生食堂を併設することになった経緯と、各同窓会への感謝の念を述べている。 |
医・薬・理の三学部合同同窓会では、昭和40年の本学創立40周年を記念して、同窓会館を建設する事が提唱されておりましたが、その頃たまたま本学においては習志野の学生食堂が焼失し、大学としても食堂の建設を考えていた折でもありましたので、同窓会館と学生食堂を合せて一つの建物として建築するのが、利用上もまた経済上も有利であると認めまして、この会館の建設に発足した次第であります。 その後、この計画が鶴風会員および関係各位からの多額のご寄附により、またこれに大学も力を併せました、順調に進捗致し、ここに習志野東邦会館が落成致しまして同窓会員、大学教職員、および学生の多年の夢が叶えられ、まことに慶賀に堪えません。 (「習志野東邦会館」昭和43年)
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第5代理事長
桑原 章吾(1969年11月27日~1991年8月31日) |
1926(大正15)年愛知県生まれ。
東京帝国大学医学部・大学院でばい菌学を学んだ後、東京帝国大学、厚生省、松本医科大学(現・信州大学医学部)などに勤務、1954年に東邦大学医学部教授となる。
医学部学務部長、学部長などを歴任後、理事長に就任。連続7期22年間にわたり理事長を務め、学内紛争の解決や法人の経営基盤の確立に尽力した。
また学外では日本化学療法学会、日本感染症学会などで長く要職を務め、日本の抗菌薬開発力向上に多大な貢献をした。
東京帝国大学医学部・大学院でばい菌学を学んだ後、東京帝国大学、厚生省、松本医科大学(現・信州大学医学部)などに勤務、1954年に東邦大学医学部教授となる。
医学部学務部長、学部長などを歴任後、理事長に就任。連続7期22年間にわたり理事長を務め、学内紛争の解決や法人の経営基盤の確立に尽力した。
また学外では日本化学療法学会、日本感染症学会などで長く要職を務め、日本の抗菌薬開発力向上に多大な貢献をした。

message |
桑原理事長時代は日本の高度経済成長期であり、東邦大学も多くの新施設を建設しその設備を整えていった。理事長二期目のスタートにあたり、今後の更なる充実と教育内容の向上を宣言している。 |
この時期は、それまでの長い間の低迷と紛争のため沈滞した法人の運営を活性化し、他大学を凌駕する水準まで教育内容を向上させる基礎を固めるための重要な時期であったが、幸い大多数の教職員の協力により、第一次の目標である修学環境の整備の主要部分をほぼ完遂することができた。(…中略…) かように学園の環境整備がほぼ所期の目標の第一段階を充足した現在、9月から発足する新理事会は当然各機関の教育内容の実質的向上の達成に全力を尽くすべき使命を課せられている。(…中略…) 私も微力ながら再び理事長に選任された現在、新理事会の重責を充分心に銘じ、教職員各位の絶大な協力を得て、次の三ヵ年を「法人の実質的発展」の期とするよう全力を尽くす覚悟である。 (「東邦大学広報 第47号」昭和48年)
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学園の充実 主な新設備
藤原理事長 |
1964 | 大森病院1号館完成 |
1965 | 軽井沢山荘開設 | |
1967 | 大橋病院第2期工事竣工 薬学部校舎(現A館)竣工 |
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1968 | 東邦会館(習志野)竣工 | |
桑原理事長 |
1970 | 医学部学生食堂完成 |
1971 | 駒場東邦中学校・高等学校第3校舎(食堂・武道場・芸術教室棟)完成 大森病院旧5号館竣工 |
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1973 | 医学部学生会館・体育館完成 伊豆大島に厚生施設大島寮開設(1978閉鎖) 付属東邦中学校・高等学校校舎竣工 大森病院2号館、大学1号館完成(医学部2期工事完了) |
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1974 | 習志野旧図書館完成 東邦会館(大森)開館 |
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1975 | 理学部Ⅰ号館竣工 | |
1976 | 薬学部新研究館完成 | |
1978 | 薬学部修学館増築 | |
1979 | 習志野ラウンジ完成 | |
1980 | 大橋病院新館増築工事竣工 磐梯ロッジ竣工(2007閉鎖) 大森病院事務棟完成 |
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1982 | 理学部Ⅱ号館完成 医学部2号館完成 |
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1988 | 理学部Ⅲ号館竣工 | |
1989 | 医療短期大学本館(現看護学部本館)竣工 医学部第一臨床研究棟竣工 |
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1990 | 理学部Ⅱ号館増築 | |
1991 | 佐倉看護専門学校開設 佐倉病院完成 |