理学部生命圏環境科学科

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環境生態学コース

生命系と人のつながりを考える

生命系と人のつながりを考える

人間も生物も地球生態系の一員です。互いに共存できる関係を保つことが人間の生存にとっても不可欠です。しかし拡大を続けた人間活動は、多くの生物種の生息や生態系に重大な影響を与えています。次世代に向け、安定した環境を維持するために、生態系や生物の保全について生態学的な視点からの研究と政策提言が求められています。
環境生態学コースでは、陸域、淡水域、海域の生態系とそこに生活する生物の生態、それに関わる人間の影響を科学的に観察・分析します。そして、生態系や生物の保全についての問題点を整理し、修復に向けた対策の計画づくりを学習します。

主な科目

環境生態学ユニット科目

海洋、湖沼、都市自然保全地域を対象に、生態系に関する調査計画の策定からデータ解析まで行い、生態系に関する科学的観察力の育成と環境調査手法を習得します。基本的な観察から始まり、水質分析やDNA解析、地理情報システム(GIS)解析、統計解析など、生物の生態と環境や人間活動の関係を科学的に調査する専門的な方法を学びます。
野外実習場所:東京湾、相模湾、手賀沼、船橋市など

海洋生態学

地球表面の7割を占める海洋にはさまざまな生物が生息しています。そこは、多くの化学成分を含む海水で満たされ、圧力を伴う深さがあり、潮の満ち引きによりあるときは陸、ある時は海になるという特有の環境があります。その中で生物はどのように生きているのでしょうか。講義では、まず地球誕生から海の誕生までを概括し、さらに現在の海洋の基本的な構造について学びます。次に、干潟、岩礁、サンゴ礁などの浅海や中層、深海などさまざまな環境に生息する生物の特性について、その発生から成長、成熟、死亡後も含め概説し、海洋特有の生物間の相互関係についても紹介します。最後に、海洋汚染、外来生物問題、地球温暖化や海洋酸性化など人間活動と海洋環境とに関わりについて解説します。

湖沼生態学

湖沼は人間生活と密接な関わりを持っています。水源や憩いの場所として利用する一方で、護岸工事や干拓、生活廃水などにより人間は湖沼生態系を破壊してきました。講義では、湖沼生態系の仕組み、人間社会と生態系との関係を理解し、富栄養化や温暖化にともなう生態系の変化、アオコや外来種問題への解決策など、生態学的視点を考慮にいれた形での湖沼の保全を考えていきます。環境生態学コースの学生だけでなく、環境化学コースなど他コースの学生にも広く聞いてもらえるよう、分かりやすく解説しています。なお、印旛沼や手賀沼、琵琶湖などの具体的な事例については、保全生態学IIで詳しく紹介しています。また、手賀沼での野外実習を環境生態ユニット科目として行っています。

保全生態学

近年、多くの野生動植物が絶滅に直面し、生態系の変化がさまざまな人間活動に支障をもたらすようになっています。生物多様性保全と生態系の健全性の維持という社会的な目標の達成のために必要な考え方や知識を、海洋、河川、湿地、草原、森林などさまざまな生態系での問題を題材に講義します。また里山での生物多様性モニタリングなど、環境生態ユニット科目の実習内容と関連したテーマも扱います。環境管理コースなど社会的な側面に関心のある方にもおすすめです。

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