理学部生命圏環境科学科

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生命圏環境科学科3年生の染谷拓実君の「ポスター優秀賞」受賞インタビュー

生命圏環境科学科3年生の染谷拓実君が日本計画行政学会と社会情報学会の共催による第11回若手研究交流会でポスター賞を受賞しました。

 日本計画行政学会と社会情報学会の共催による第11回若手研究交流会(平成29年3月4日開催)において、17のポスター発表の中から、本学科3年生の染谷拓実君の研究発表が「ポスター優秀賞」に選ばれました。受賞インタビュー記事です。
生命圏環境科学科3年生の染谷拓実君が日本計画行政学会と社会情報学会の共催による第11回若手研究交流会でポスター賞を受賞しました。

どのような研究をされましたか?

 千葉県の市町村を対象として、省エネに関連する補助金事業の活用実態について調べました。各市町村における人口、世帯数、補助金事業の予算額、実績、対象設備、事業形態などのデータを整理し、傾向の分析を行いました。

研究をしていた大変だったことはなんでしたか?

 正確なデータを集めるということが大変でした。補助金事業の詳細や実績等をHPで公開していない市町村が多くあったので、一つ一つの市町村に電話でヒアリングを行い、データを集めました。市役所に電話をかけることは初めての経験であり、その数が50以上の市町村ともなると、この作業に費やした気力・体力などは大きかったように思えます。しかし、この作業をやり遂げたことで自信を得られた部分もあり、これから始まる卒業研究へと繋がる貴重な経験になったと感じています。

研究をしていた面白かったことはなんでしたか?

 分析を行い、世帯数の多い市町村と少ない市町村とで補助金事業の形態にひとつの傾向を見出すことができたとき、研究の面白さを感じました。分析に行き詰まったとき、先生からいただいたアドバイスをもとにデータを組み合わせ、分析をしてみると、それまで得られなかったような結果を得ることができ、分析へのアプローチの仕方は様々であることを知りました。どんなデータを用いることでどんな結果を得ることができるのか、この組み合わせを考えていくことが研究の面白味のひとつであると感じました。

今後はどのような研究をしたいですか?

 より多くの要素を比較し、研究をさらに深めていきたいと考えています。発表の際に頂いた様々なご指摘を含め、立地、気候、家の種類、事業の広報の回数など、住宅用省エネ・再エネ設備の設置とそれに伴う補助金の利用に影響を及ぼす要因はまだまだ多く存在すると考えられます。そのような要素を見つけることで今回の研究とはまた違った切り口で、住宅用省エネ・再エネ設備の普及と幅広い補助金の利用を促進または阻害する要素が何であるのか考えていくことで、どのような補助金事業モデルが望ましいのか、はたまた海外の事例にもあるように、住宅の省エネ化を法律等で義務化していくことが望ましいのかといったテーマにも触れていければと考えています。

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