理学部生命圏環境科学科

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ハワイ実習でのキラウエア火山の視察について

生命圏環境科学科では毎年8月下旬から9月にかけて、環境科学海外研修としてハワイ島をメインにした実習を実施しています。この実習メニューの中で、キラウエア火山を視察しました。この記事はその時の様子について、学生が報告するものです。
参考:http://www.toho-u.ac.jp/sci/env/column/column_20170406.html

生命圏環境科学科2年高橋寛大です。ここでは、私が2017年の9月に生命圏環境科学科で実施された環境科学海外研修で訪れた、ハワイ島キラウエア火山の視察時のことについてご報告したいと思います。
私たちはハワイ島滞在2日目にブラックサンドビーチ(黒砂海岸)、そしてキラウエア火山を視察しました。午前中に訪れたブラックサンドビーチは、その名の通り黒い砂浜です。火山の溶岩が雨風で砕かれ細かい砂となりそれが集まってできた地質になります。
このブラックサンドビーチがある海岸の名前は「プナルウ」と言い、ハワイ語で珊瑚のくだけ散った場所という意味が有ります。実際は溶岩が元になってできたものですが、とても素敵な意味ですね。
実際、ブラックサンドビーチを歩いて見ると普通の砂浜より砂がゴツゴツしていてとても歩くのが辛かったです。この海岸には良くウミガメが甲羅を干しに来ているらしいので僕たちも楽しみにしていきましたが運悪くウミガメには出会うことができず、残念でした。また今度、プライベートで来た時に見られたらなと考えています。
ブラックサンドビーチの様子
ブラックサンドビーチの様子
火口付近の崖からも湯気が出ている
火口付近の崖からも湯気が出ている
そのあと私たちは車で、国立火山公園の中に位置する、活火山のキラウエア火山の火口に行きました。火口に車で向かっている途中、所々から煙が出てくるスポットなど、普段見られないような景色にとても感動したのを覚えています。上の写真にあるのは、地表面に降った雨水が地下に浸透し、透水層を抜けて崖面かでているのですが、その地下水が火山の地熱で熱せられ、蒸気として噴出している様子です。
そしていよいよ火口です。今なお噴火を続ける活火山の火口はとても迫力のある大きな穴でした。
穴の真ん中では少し見える程度でしたが赤い溶岩がグツグツと吹き出ていて、地球のダイナミックな活動を改めて思い知らされました。
キラウエア火山火口
キラウエア火山火口
その後、火口付近にあるジャガー博物館を見学し、夕暮れまでにはまだ時間があるということでドライバーの方のご好意でキラウエア火山の裾のまで降りて、オーシャンエントリーを見学させてもらうことになりました。下に降りるにつれて周りに新しい溶岩が多くなり海が見える頃には辺り一面流れ出て固まった溶岩でした。これは、火山の東側に新しい割れ目噴火の火口が形成されており、比較的新しい溶岩流で作られた地形になるからです。オーシャンエントリーにつながっている歩道に着き歩いて向かうことになりましたが、時間が押していてオーシャンエントリーには辿り着けませんでした。しかしその途中で見た景色はおそらく私は一生忘れることはないと思います。
オーシャンエントリーに続く歩道
オーシャンエントリーに続く歩道
その次にサーストンラバチューブを見学しました。サーストンラバチューブとは溶岩の真ん中が抜け落ちてできた洞窟です。中はとても暗くて滑りやすかったのですがなぜか私たちは電気を付けずに進みました(笑)。そのせいであまり中の様子は見られませんでしたが、ガイドによるととても神秘的な光景らしいので次は是非見たいと思います。
サーストンラバチューブの入り口
サーストンラバチューブの入り口
その後美味しいレストランで食事をした後、再び火口に行きました。キラウエアの火口は夜になるとまた別の顔を見せてくれました。昼間の時は少し見えづらかったのですが、夜になり辺りが暗くなるとマグマの色が鮮明に浮かび上がり、周りに外灯はほとんどないのにまるで昼間のように明るくなっていました。ガイドさんによるとここまでマグマが活発になる日は珍しいそうです。この光景を目の前にし、地球はまさに生きているのだということを私たちに思い知らせてくれました。

こうして環境科学体験実習2日目が終わりました。とても密度が濃い1日でたくさんの経験をすることができました。
夕暮れの中強い光と熱を放つ火口のマグマ
夕暮れの中強い光と熱を放つ火口のマグマ
今回、環境科学体験実習を通して私たちはハワイの自然の偉大さ、環境への取り組み、さらにハワイの人たちの環境に対する意識を知りました。ハワイの人たちはこの雄大な自然を楽しむだけでなく守ろうと意識しているからこそ、何年もこの自然の風景が壊されることなく観光名所としてあり続けることができているのだと思います。また、そんなハワイの人たちとコミュニケーションをとることで自分の英語力の未熟さをあらためて実感することができました。これは日本にいるだけでは決して実感することはできなかったでしょう。そうしたことを知れて本当に今回環境科学体験実習に参加できてよかったなと思います。この経験をこれからの人生に活かして生きたいです。

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