理学部生命圏環境科学科

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環境科学海外研修、ハワイで学ぶ環境科学の最先端。

生命圏環境科学科の伝統、ハワイでの環境科学海外研修

 生命圏環境科学科は開設時の第1期生から、10年以上にわたって米国ハワイでの海外研修を実施してきました。この間、毎年生命圏環境科学科の学生と教員でハワイ州オワフ島、ハワイ島に渡航し、現地での見学や語学研修などを行ってきました。学生にとっては、1年次の伊豆大島で行う環境科学体験実習に次ぐ大きな実習授業の一つで、日本では学ぶことが難しい、多様な自然環境、そしてその中での伝統と文化、そして経済と社会について直接触れて、現地の人々の話を聞いて学んできました。学内の講義で学んだ内容を基に学生それぞれの視点で発展させることで、各自の専門の研究につなげています。
実習視察施設のひとつ。海洋深層水を再生可能エネルギーとして用いたり、養殖漁業に用いたりしている。エネルギーの研究機関と産業育成の基地となっている。

ハワイでのフィールドワーク

 1年次には、伊豆大島で環境科学体験実習を実施します。これは、入学の直後に実施するもので、伊豆大島という特異かつ限定された地理的空間で、その中での多様な環境の分布と、それぞれの関連性、そしてその中での人々の生活という観点で、広く環境を捉え、理解する演習です。そして、この経験を踏まえて、2年次ではさらに発展した実習として環境科学海外研修を実施します。1年次からの学習内容を発展させるために、ハワイ島は世界的に見ても貴重かつ有益な実習対象となります。なぜなら、規模は異なりますが、伊豆大島と同じ火山島であり、沿岸部から高山地まで多様な植生が分布し、その周辺の生態系もまた実に多様です。そして、これらの自然の恵みを活かした地域産業として、農業、漁業があり、さらに独自の伝統・文化と組み合わされることでこれらの地域資源は多くの特産品となり、高い付加価値を生み出します。さらに、観光業と統合されることで豊かな社会を築いています。これらの点で、伊豆大島との共通性も多く、発展的な学習の場として最も適している地域の一つなのです。
ブラック・サンド・ビーチ:海洋生物の観察実習地のひとつ。生態系保全と公園利用を両立させている。

「環境科学」にフォーカスした新しい実習

 2017年度から、生命圏環境科学科はこれまでのハワイ実習をさらに進化させ、独自に開発した新しい実習メニューを準備しました。これは、ハワイ州の研究機関や米国の国立公園レンジャーの協力を得つつ、新しい時代の環境科学として、一層の実践的な内容と国際的な感覚を育む様々な工夫を含むものとなっています。1年次の伊豆大島実習、2年次の環境科学プロジェクト実習、3年次のフィリピンや奥多摩など数々の専門実習など、入学から卒業までの継続的なアクティブ・ラーニングと組み合わせることで、他にはない最新の環境科学を現場で学ぶ教育プログラムが整っています。

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