理学部

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研究内容・メンバー紹介

2005年度より、本学には ハイテクリサーチセンターが設置されました。最先端の研究開発プロジェクトを進めるために、大学内に研究拠点を設けて、研究環境や人材面での総合的な支援 を行います。ハイテクリサーチセンター設置においては、過去に優秀な研究成果を挙げ、文部科学省による厳しい選定を経た大学にのみ設立が認められます。東邦大学では、物理学科、化学科、生物分子科学科のスタッフが中心となって、「複合物性研究センター」が2005年から稼動しています。これは、本学の研究 実績と将来性が高く評価された証しといえます。

研究内容

私たちのまわりに存在する物質がもつ様々な性質を明らかにするための、自然科学の最も基本的なテーマの一つである「物性研究」を対象としています。
物質の性質はミクロな構成要素の働きが複雑に絡み合って現れるため、1つの物質でも電気伝導性や磁気的性質、光の反射や透過などいろいろな性質を発現する可能性や、このような複合物性を示す素材が開発されれば、一種類の素材で同時に複数の用途に対応できるデバイスが作られる可能性があります。例えば、私達の身体を形づくる「有機物」は、かつては電気を通さないと考えられていましたが、今や電気を通す有機物が多数合成されています。そればかりか、電気抵抗がゼロになる「超伝導」と呼ばれる性質を示す有機物すらあります。有機物は軟らかく、透明であることが多いので、変形可能な透明電極などに応用が可能です。また有機物質は、これまで培われてきた化学合成の技術によっていろいろな構造の物質を設計し、作り出すのに適しています。

東邦大学は、従来から有機物超伝導体の開発等で世界水準の研究成果を挙げてきました。今回設立された複合物性研究センターでは、物理学・化学・生物分子科学の研究者が連携しながら、生体系やフォトポリマー等まで含めた幅広い分野において、複数の機能を持つ新しい有機物質の探求や設計を行います。このような研究は、未来の電子機器やデバイスの開発などにも直接役立ちますので、社会的な貢献度も大きいと期待しています。

人材育成について

人材育成について

当センターでは、物質設計や性質評価のエキスパートを数多く輩出することを目指しています。また、物理学科では、この他にも、宇宙・素粒子・レーザー・原子過程など幅広い分野で最先端の研究訓練を受けることができます。この恵まれた環境で「物理的な世界観」を身に付け、人類の次の100年に貢献できる人材が多く集うことを願ってやみません。

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