理学部教養科

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アメリカの科学教育から学べることは?【3】

教養科の畑中です。2016年8月からアメリカのアーカンソー州のアーカンソー大学に研究滞在させていただいております。私の専門の理科教育学に関係する,アメリカの教育や研究の様子をお伝えします。

科学の研究を発表する力が身につくサイエンスフェア

アメリカでは,サイエンスフェアと呼ばれる科学研究の発表会が毎年行われています。先日は,67回目となるアーカンソー州の北西部大会がアーカンソー大学で行われました。日本の小学校5年生から高校生にあたる学年まで学校段階別に審査が行われ,上位者がアーカンソー州の大会に出場できます。
 日本と大きく異なるのは,パネルを作成し,審査員の前で自分の研究成果を発表し,質問に答えなければならないことです。私も,審査員の1人として手伝いをしながら,児童・生徒の発表を聞き質問をしましたが,自信を持って説明していることに関心しました。
 千葉県でも児童生徒が夏休みに製作した科学工作や科学論文を対象とする大会が,市,地区,県と段階別にありますが,出展は科学工作の方が多く科学研究の論文が少ないこと,児童生徒の発表が評価に含まれていない所が違います。研究成果を発表し説明することが出来るようになること,児童生徒が審査員から直接助言をもらうことができることはよい経験だと思います。
 アーカンソー大学のサイエンスフェアでは,多くの大学教員と大学院生が審査員となり全参加者の発表を複数の審査員で審査する形で,1日かけて行われました。審査員の大学院生は,よい経験だと言っていました。サイエンスフェアについては,私のアーカンソー大学での滞在を受け入れてくださっている理科教育のMcComas 教授が,ドキュメンタリーとして映像Uncontrolled Variables: A Science Fair Story(https://vimeo.com/189526458)を作成しましたので是非ご覧ください。
 これまで東邦大学理学部の教職課程の大学生と,毎年,市と県の科学作品展の手伝いに参加しています。アーカンソー大学と同じように審査する形にすることは難しいかもしれませんが,少なくとも研究の成果を大学生や大学院生が聞いて質問やアドバイスをする機会がもてると,発表者の児童生徒にも大学生にもいい経験となるのではないかと思いました。

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