理学部化学科

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学科のご紹介

「自然・生命・人間」は本学の建学の理念ですが、自然科学のなかで「化学」は他分野との間に境界領域がもっとも広がっている学問分野といえるでしょう。生命科学や物質科学の諸分野、たとえばバイオテクノロジー、ナノテクノロジー、環境科学、エネルギー科学などの分野で、化学は重要な役割を担っています。それは、化学が原子、分子、その集合体に基づく学問であり、生命体をふくむすべての物質が元素にまで行き着くことができるからです。周期表のなかで、人工元素を除く百に満たない種類の原子やその組み合わせから、現代文明を支えるすべての物質や材料ができあがっていることは、とても興味深くすばらしいことです。

化学は分子やその集合体の構造や機能をデザインし、合成経路にしたがって新しい性質をもつ新物質を作り出していく創造的な学問です。また、化学分析や精密計測を通して物質の動態を明らかにしていくのも重要な化学の一分野です。

自然科学における「化学」の重要性にかんがみ、化学の基礎を重視しつつさらに豊富な応用力を持つ国際的に活躍できる人材の育成をめざしています。そのために、少人数による講義や演習ならびに実験を重視した、充実したカリキュラムを組み上げています。教職をめざす学生は、中高理科教職課程が履修でき、また特に希望すれば小学校課程の免許取得も可能です。さらに、臨床検査技師課程が併設されていることは、他大学化学科にはみられないユニークな特徴です。

研究部門は、化学の基幹3分野である物理化学系、無機化学系および有機化学系に地球・環境化学系を加えた4系列から構成されています。それぞれの研究系は研究室からなり、基礎から応用までさまざまな研究が活発に行われ、学科内や学科間、さらに他大学との共同研究も盛んです。

平成22度化学科は、新制理学部60周年を生物学科とともに迎えました.これまでの卒業生の数は5000名に達しようとし,化学工業から医療や教育の現場まで,社会の様々な分野で活躍しています。

平成22と23年度には日本学術振興会外国人著名研究者招聘事業が採択され、高分解能NMR分光学で1991年ノーベル化学賞を受賞したスイス連邦工科大学のRichard R. Ernst教授を特別客員教授として東邦大学にお招きしました。学生、院生向けの講義や教員や一般市民向けの講演をおこなっていただきました。

また平成24年には理学部複合物性研究センターから提案された文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業が採択され、5ヵ年計画で「超分子を基盤としたレアメタル代替有機素材の創成と評価」の研究が進行しています。この研究には物理学科や生物分子科学科の教員とともに化学科の教員も参画しており、学科の教育・研究の高度化につながっています。

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