公開講座は、理学部の研究や関連のある話題を一般の方に知っていただくための重要なイベントです。今回は、生物分子科学科が担当し、「眠りの科学」という講演会を企画しました。当日は土曜日の午前中でしたが、１５０人を超える皆様が来場しました。

一人目の講師は、本多真先生でした。「居眠りするにはわけがあるーよい眠りをとるために」というタイトルで、お話しいただきました。講演では、１．現代社会と睡眠　若者は無理が効く？　２．眠りの仕組み（基本法則）を知ろう　３．よい眠りの工夫　４．居眠りの原因　病的眠気を見逃すな　という流れで、睡眠について多方面から解説していただきました。現代社会での人々の睡眠の状況、それが体に及ぼす影響などから、よい眠りをとるための具体的な方法まで、役立つ情報を提供していただきました。来場者からは、多くの質問があり、本多先生は丁寧に答えてくださいました。

二人目の講師は、生物分子科学科の上野講師でした。上野講師は「睡眠の分子生物学」というタイトルで、睡眠に関する最新の研究成果の報告、睡眠障害に対する治療法などについて講演しました。ここでも多くの質問があり、ご来場の皆様の関心の高さがうかがえました。予定の時刻を少し超過して、盛会のうちに公開講座は終了となりました。

本多先生のご厚意により、当日の講演資料を掲載いたします。

また、晴和病院が中心となって行っている臨床試験のパンフレットも掲載いたします。