卒業生からのメッセージ
東邦大学理学部を卒業し、様々な分野で活躍している卒業生から寄せられたメッセージをご紹介します。
高野 淳一朗さん
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 霊長類医科学研究センター
東邦大学に入学する前の私は、生物に興味があったものの、日本史の先生になりたいと思っていた文系高校生でした。何を間違ったのか東邦大学生物学科に入学できることとなり、無事に卒業もできました。4年生の時の卒業研究は分子・細胞遺伝学研究室で、生きた化石とも呼ばれるヌタウナギという深海生物のDNAの分子進化の研究を行っていました。卒業研究は決して楽ではありませんでしたが、河野先生、久保田先生にご指導していただき、実験と研究の楽しさを知ることができました。学部卒業後は博士前期課程に進むことができ、3年間の研究室で過ごした時間はとても有意義な時間でした。
博士前期課程修了後は、現職場の霊長類医科学研究センターと関係の深い職場に就職しました。その職場での上司は東邦大学生物学科の先輩で、研究室で培った知識と技術を活かすことができました。仕事内容はカニクイザル等の実験用サル類の感染症の検査が中心でしたが、その傍らでサルに感染する病原体の研究も行うことができました。学会発表や国際誌でいくつかの論文発表も行い、母校である東邦大学で論文博士の審査を受け、博士号をいただけました。現在の職場ではヒトの感染症の研究を行っています。ツパイという珍しい動物を用いての研究が中心ですが、珍しすぎるために飼育方法、繁殖・育成、人工保育と、自分たちで試行錯誤しながらスタートし、ようやく軌道に乗り始めたところです。
この様に文系だった高校生の頃には想像もつかなかった人生を歩んでおります。大したことは言えませんが、人生は様々で色々な可能性があります。文系の高校生だった私が、研究者をしているくらいです。大学生、高校生の皆さんにお伝えしたい事は、研究や勉強は大変だと思うことが多いですが、後で役立つ事が多いです。私は今までの人生で実感してきました。高校生の時に理系を選択していればもっと楽な人生だっただろうと・・・。また、遊びは大事で実際楽しいです。しかし折角の理系大学です。本気で取り組む研究も本当に楽しいです。東邦大学生物学科で有意義な大学生活を送ってもらえると、卒業した先輩としては嬉しい限りです。
この様に文系だった高校生の頃には想像もつかなかった人生を歩んでおります。大したことは言えませんが、人生は様々で色々な可能性があります。文系の高校生だった私が、研究者をしているくらいです。大学生、高校生の皆さんにお伝えしたい事は、研究や勉強は大変だと思うことが多いですが、後で役立つ事が多いです。私は今までの人生で実感してきました。高校生の時に理系を選択していればもっと楽な人生だっただろうと・・・。また、遊びは大事で実際楽しいです。しかし折角の理系大学です。本気で取り組む研究も本当に楽しいです。東邦大学生物学科で有意義な大学生活を送ってもらえると、卒業した先輩としては嬉しい限りです。