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プレスリリース 発行No.511 平成26年5月16日

理学部公開講座
「三番瀬干潟観察会」
~みんなで発見!干潟の生き物たちの魅力~

 2014年6月1日(日) 東京湾の三番瀬において、東邦大学理学部公開講座「三番瀬干潟観察会」を開催します。講師は風呂田利夫 氏(東邦大学理学部名誉教授)、大越健嗣(東邦大学理学部生命圏環境科学科教授)らが務め、市民と専門家が一緒になって三番瀬の生き物を観察・調査します。

 三番瀬は、東京湾の湾奥部に残る広大な干潟・浅瀬です。現在、東京湾の沿岸域のほとんどは埋立地のため、三番瀬はカニや貝、ゴカイなど干潟生物の重要な生息地になっており、また私たちが潮干狩りなどを通じて海と触れ合える数少ない場所になっています。しかし、干潟部分の減少や地形の単調化、沖で発生する酸素欠乏水の襲来(青潮)の影響により、そこに棲む生物は厳しい環境にさらされています。

 この観察会は市民参加型の調査観察会として長年三番瀬で行われているイベントです。参加者は生物調査員の一員となって、干潟の地形や底質といっしょに生き物を観察することで、干潟の多様性や東京湾の環境保全の課題を理解し皆で共有します。観察の成果は、これまで長年行われてきた調査結果に新たな知見として加えられ、三番瀬の生物相の変遷における貴重な基礎資料として後世に残されます。また、国や民間が協働で進めている東京湾再生官民連携フォーラム主催の「大東京湾祭」で発表して、東京湾を「快適に水遊びができ、多くの生物が生息する、親しみやすく美しい海を取り戻す」取組みに生かしていきます。なお、本イベントでは、観察会とあわせて『江戸前アサリわくわく調査』(主催:東京湾再生官民連携フォーラム 協力:国土交通省国土技術政策総合研究所)を実施します。

得られた生物データは、理学部 生命圏環境科学科のウェブサイト
http://www.toho-u.ac.jp/sci/env/index.htmlに公表する予定です。

東邦大学理学部公開講座「三番瀬干潟観察会」

【日時】2014年6月1日(日) 9:00~15:00 
【対象】小学生以上の一般の方  (小学生については保護者同伴のこと)
【定員】約60名 (応募者多数の場合、抽選で参加者を決定します)
【場所】東京湾 三番瀬干潟 東浜 ※集合場所:ふなばし三番瀬海浜公園事務所前
※参加申込は5月16日に締め切られました。
取材をご希望の方は、下記のお問い合せ先にご連絡をいただけますようよろしくお願いいたします。

【お問い合わせ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当 / 理学部 東京湾生態系研究センター   森上 需
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail: press@toho-u.ac.jp
TEL/FAX:047-494-8571    M Phone: 090-8722-8471