プレスリリース 発行No.489 平成26年2月6日
東邦大学医療センター佐倉病院
心肺停止の男性に救命処置
当院看護師に船橋市中央消防署から感謝状
昨年11月、JR船橋駅前の歩道橋上で心肺停止状態に陥った男性にAEDによる救命処置を施した、東邦大学医療センター佐倉病院 看護部の加藤 綾看護師。適切な処置で人命を救った功績に対し、船橋市中央消防署より感謝状が贈呈されました。
加藤看護師が行った救命処置について
2013年11月27日夜、加藤看護師はJR船橋駅連絡歩道橋上(船橋フェイスビル2階)で倒れている男性を発見しました。そのときすでに京成船橋駅員によってAED(自動体外式除細動器)が持ち込まれていましたが、まだ何も処置は行われていなかったため、加藤看護師はすぐに男性の意識レベルや瞳孔、呼吸、脈拍などを確認。直ちに心肺蘇生措置が必要だと判断した加藤看護師はまず心臓マッサージを行い、その後通行人に協力してもらいながら1度目のAEDを施行しました。救急隊の到着後は隊員と連携して心臓マッサージ、バックバルブマスクによる換気、2度目のAEDを実施。これらの処置により男性の状態は改善・安定し、無事に医療機関へ搬送されました。
加藤看護師のコメント
「私は医療従事者が人命救助することは当然だと思いますので、このように表彰していただくことには戸惑いも感じます。しかし男性がすでに社会復帰を果たされたことを知って、ひとつの命を救うことができた喜びと命の重さを実感しています。また、日々の勉強の大切さも再認識しました。というのも、私がこのような行動をとれたのは、院内のICLS(Immediate Cardiac Life Support)講習会を受講し、学びを深めていたからだと思います。どのような状況でも「私は看護師です」と名乗り、冷静で的確な判断や医師の介助ができるように、これからも日々勉強に励みたいと思います」(看護部 加藤 綾)
当院における救命処置の教育や取り組み
また新入職員に対しては、毎年の新人オリエンテーションプログラムにBLS講習を組み込み、AEDの取り扱いや一次救命処置について指導しています。(教育担当院長補佐 蛭田啓之)
【お問い合わせ先】
東邦大学医療センター佐倉病院 事務部総務課
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