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プレスリリース 発行No.399 平成24年11月22日

東京湾海洋環境研究委員会 主催  第6回東京湾海洋環境シンポジウム
『東京湾再生の将来ビジョン ~協働の枠組みと生態系モニタリング~』 に参加

 2012年11月30日(金) 東京海洋大学品川キャンパス 楽水会館において 『第6回東京湾海洋環境シンポジウム 東京湾再生の将来ビジョン ~協働の枠組みと生態系モニタリング~』 が開催されます。本シンポジウムを主催する東京湾海洋環境研究委員会の委員長を務める風呂田利夫 教授(東邦大学理学部生命圏環境科学科)が羽田周辺海域の環境調査について発表するとともに総合討論の座長を務めます。

 東京湾海洋環境研究委員会は、社会に向けて東京湾の環境再生を提言するために、東京湾に関わる多くの学会・団体が連携して1996年に発足しました。多数の団体が東京湾という一地域の場を学際的に論じることは、日本では数少ない取り組みといえます。昨年には、風呂田教授が中心となってこれまでの委員会の提言をまとめた『東京湾:人と自然のかかわりの再生』を出版し、東京湾の環境再生に向けた考え方を示しています。

※参考:プレスリリースNo.205(2011/4/12)
 東京湾海洋環境研究委員会 編 「東京湾 -人と自然のかかわりの再生-」出版
http://www.toho-u.ac.jp/press/2011/press20110412_2.html

本シンポジウムは各団体の取組・成果を、研究者だけでなく行政関係者や地域住民など様々な方に公表し、東京湾の環境再生に向けた解決策を皆で考えることを目的に開催しています。今回は、これまでの取組を次のステップに進めるために、協働の枠組みを具体化する方策や、再生度合いを常時診断し続けるモニタリングについて考えます。

東邦大学からは風呂田教授が発表する他、東京湾の海苔生産者でもある福田武司さんら大学院生4名と多留聖典 博士(理学部東京湾生態系研究センター)が東京湾に関する研究成果についてポスター発表します。

第6回東京湾海洋環境シンポジウム

『 東京湾再生の将来ビジョン ~協働の枠組みと生態系モニタリング~ 』
主催:東京湾海洋環境研究委員会 後援:東京湾の環境をよくするために行動する会


【日時】11月30日(金) 10:00~17:30
【場所】東京海洋大学品川キャンパス 楽水会館 (東京都港区港南4-5-7)
【その他】参加費無料、先着200名程度、事前申込不要

プログラム

◆東京湾再生に向けた委員会提言の概要 野村英明(東京大学)

◆事例報告:『東京湾の恵みを再生し、教育と文化を育む取り組み』
  • 「東京湾で遊び、そして学ぶ」 木村 尚(NPO法人海辺つくり研究会)・森田健二(お台場環境教育推進協議会)
  • 「江戸前ESDの成果」 河野 博(東京海洋大学)
  • 「東京湾一斉水質調査」 古川恵太(東京湾再生推進会議)
  • 「羽田周辺海域環境調査」 風呂田利夫(羽田周辺水域環境調査研究委員会/東邦大学)
  • 「東京湾プランクトンモニタリング調査」 石丸 隆(東京海洋大学)
  • 「水産研究からの取り組み」 児玉真史(水産総合研究センター 東京湾研究会)
◆総合討論:『海域-流域の空間ガバナンスを考える』(座長:風呂田利夫)
  • 行政から 難波喬司 (国土交通省大臣官房技術参事官)
          瀧本峰男 (国土交通省海上保安庁総務部参事官)
          古川恵太 (国土交通省・国土技術政策総合研究所)
  • 大学から 石丸 隆 (東京海洋大学)
  • NPOから 林 ?治 (東京湾の環境をよくするために行動する会)

東邦大学関係者のポスター発表

  • 「多摩川河口および東京港野鳥公園の塩性湿地におけるベントス相」 柚原 剛(理学研究科)
  • 「東京湾三番瀬のカキ床の存在は生物を豊かにすると言うのは本当なのか」 福田武司(理学研究科)
  • 「東京湾におけるクロベンケイガニの放仔生態と幼生の低塩分耐性」 阿部絢香(理学研究科)
  • 「干潟環境教育による子供達の意識変化」 馬渡和華(理学研究科)
  • 「東京湾における詳細なベントス分類からみえたもの」 多留聖典(理学部東京湾生態系研究センター)

【取材・内容に関するお問い合わせ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当 / 理学部 東京湾生態系研究センター   森上 需
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail: press@toho-u.ac.jp
TEL/FAX:047-494-8571    M Phone: 090-8722-8471