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プレスリリース 発行No.393 平成24年11月2日

東邦大学習志野キャンパス
千葉県と連携大学との研究成果発表会
— 生物多様性保全に向けての民学官の協働 —

 2012年11月4日(日) 東邦大学習志野キャンパスにおいて、『千葉県と連携大学との研究成果発表会 —生物多様性保全に向けての民学官の協働—』が開催されます。東邦大学からは、秋の鳴く虫“クツワムシ”を題材にした研究成果や学生サークル里山応援隊の活動内容について発表します。

 東邦大学は、2008年に生物多様性保全研究の推進に向けて、千葉県が進めた「生物多様性に関する千葉県と大学との連携」協定を締結しました。
〔参考:プレスリリースNo.31(2008/12/13)
  http://www.toho-u.ac.jp/press/2008/press20081213.html
この連携は、生物多様性に関する情報や人材の交流を促進することで、生物多様性に関する様々な課題の解決を図ること目的としており、本学の他に千葉大学・東京情報大学・江戸川大学・東京大学・東京海洋大学が参加しています。自然科学研究を主としている大学だけでなく、合意形成や情報発信といった社会科学研究を主としている大学も参加していることが特徴です。
 本イベントは2部構成で行われ、第1部では連携協定を締結している大学等が最新の研究成果、船橋市が生物多様性地域戦略の取組について発表します。第2部では、千葉県内で自然環境の保全活動をしている市民団体が大学との連携活動の事例報告を行い、“市民×大学×行政”協働による生物多様性保全のあり方を探る討論を行います。本学からは、第1部で清川紘樹さん(生物学科 4年)が秋の鳴く虫“クツワムシ”と ヒートアイランド現象の関係についての研究、第2部で学生サークル“里山応援隊”が里山の保全・再生に向けた活動について発表します。

千葉県と連携大学との研究成果発表会-生物多様性保全に向けての民学官の協働-

主催:千葉県
共催:江戸川大学、千葉大学大学院園芸学研究科、東京海洋大学、東京情報大学、東京大学大学院新領域創成科学研究科、東邦大学、船橋市
【日時】2012年11月4日(日) 10:00~17:00
【会場】東邦大学習志野キャンパス 理学部Ⅴ号館 (千葉県船橋市三山2-2-1)
【その他】参加費無料、参加申込不要、先着160名

第1部:市の取り組みと連携大学研究成果発表 (10:00~12:30)

◆船橋市における生物多様性の確保に関する施策の構想について
     藤田 清(船橋市環境部環境保全課)
◆館山の魚類の多様性と繁殖期
     須之部友基(東京海洋大学)・川瀬裕司(千葉県立中央博物館分館海の博物館)
◆ヒートアイランドがクツワムシの生態に与える影響の検証
  ~クツワムシの分布および発音時間に着目して~
     清川紘樹(東邦大学)
◆絶滅危惧植物スズカケソウとその近縁種の現状と保全
     上原浩一(千葉大学大学院園芸学研究科)
◆柏市の希少植物生育地の管理履歴と保全主体
     瀧下陽子・福田健二(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
◆リモートセンシングとGISによる千葉の生物多様性保全 -サシバの保全を例に-
     原慶太郎・田中健太・関山絢子・原田一平(東京情報大学総合情報学部)
◆サシバの生息適地の推定
     由良 浩(千葉県生物多様性センター)

第2部:市民団体と大学との連携事例報告 (13:40~16:30)

◆古橋 勲 (NPO法人こんぶくろ池自然の森)
◆森田考恵 (NPO法人しろい環境塾)
◆大久保徹 (NPO法人ちば里山トラスト)
◆矢野眞理 (NPO法人谷田武西の原っぱと森の会)
◆神 伴之 (人と自然をつなぐ仲間・さくら)
◆宮後怜美・長沼博亮・月村友紀(東邦大・学生サークル里山応援隊)
◆佐野郷美 (市川緑の市民フォーラム)
◆高川晋一 (公益財団法人 日本自然保護協会)

※詳細は 千葉県生物多様性センター ウェブサイトをご覧ください。
http://www.bdcchiba.jp/cooperation/daigaku/121104daigkaurennkei.html

【お問い合わせ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当     森上 需
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail: press@toho-u.ac.jp
TEL/FAX:047-494-8571    M Phone: 090-8722-8471