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プレスリリース 発行No.250 平成23年9月6日

東邦大学理学部 公開講座
「源氏物語」をコンピュータで分析する

東邦大学理学部情報科学科は、2011年10月1日(土)、東邦大学習志野キャンパスにおいて、公開講座『「源氏物語」をコンピュータで分析する』を開催します。
東邦大学理学部 公開講座

講師 村上征勝氏
同志社大学文化情報学部教授

読点のつけ方を始め、単語や品詞の出現数などから文章の特徴を数量的に分析する「文章の計量分析」によって、作者不群あるいは成立年代不明の古い文献などを幅広く研究。今回の公開講座のテーマである「源氏物語」は、5年の歳月をかけてデータベースを作成し、コンピュータを用いた科学的な分析を行っている。

「源氏物語」をコンピュータで分析する

■日 時 : 10月1日(土)
      10:30~12:00(開場10:10)
■場 所 : 東邦大学習志野キャンパス
      理学部V号館5101教室
■定 員 : 150名
■その他 : 受講料無料、予約不要
「源氏物語」をコンピュータで分析する01

 現実の世界にあるさまざまな出来事を数理的な理論を用いてモデル化し、コンピュータ等を使って分析するのが「情報科学」という学問の根幹です。理学部情報科学科では、理系だけではなく文系の学問分野にも情報科学を幅広く応用し、教育および研究の対象としています。さらに、その成果を社会に広く還元することを目指しています。

「源氏物語」をコンピュータで分析する02

 こうした「情報科学」と、古典文学「源氏物語」とは、一見関連がないように思われるかもしれません。しかし、成立後千年を経て今なお残る「紫式部が54巻すべて書いたのか」「54巻は現在の巻序で成立したのか」など数々の疑問の解明をするために、「源氏物語」の文章をコンピュータで数量的に分析する研究が進められているのです。本講座では、従来の記述内容や文意の検討という研究法とは全く異なる、単語や品詞の出現数などの文章の数量的性質に注目した分析法によって、どのようなことが明らかになってきているのかを紹介します。

【お問い合わせ先】
東邦大学 習志野学事部 入試広報課   
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1
TEL: 047-472-0666  e-mail: nyskou@sci.toho-u.ac.jp