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プレスリリース 発行No.223 平成23年6月6日

東邦大学と日本IBM、医療分野の情報分析に関する研究で協業
電子カルテシステムの時系列データ・テキスト情報によるプロセス分析

学校法人東邦大学(所在地:東京都大田区、理事長:炭山嘉伸、以下、東邦大学)と日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、社長:橋本孝之、NYSE:IBM、以下日本IBM)は、医療機関におけるデータ活用の推進や患者主体の医療の質や安全性の向上を図るため、電子カルテシステムなどのテキスト情報や時系列データを、統合的かつ多角的に分析する研究において協業します。研究期間は本年4 月から12 月を予定しています。
 今回の協業は、顧客とIBM の研究者が協力しながら先進的なソリューションを作り出す「First-of-a-Kind (FOAK)プログラム」の一環であり、東邦大学医療センター大森病院(病院長:杉本元信)の医療・医学分野の豊富なノウハウとIBM 東京基礎研究所のテキスト分析、プロセス・セマンティック技術を含む研究開発成果を活用して研究を行います。
 現在の医療分野においては、エビデンスに基づいた医療への関心が高まっています。そのため、電子カルテシステムなどの多種多様で大量な情報ソースからデータを収集・統合・蓄積し、これらの膨大なデータを統合的かつ多角的に分析・可視化することにより、医療の質や安全性の向上を図ることが求められています。

 今回の研究では、検査や治療などの医療サービスの内容や、検査結果や診断名といった患者情報など、患者毎にさまざまな形態で存在する大量の時系列データを対象とします。分析者の視点で柔軟に解析対象となるデータや期間を対話的に設定でき、診療プロセスやパスウェイのパターン抽出や発見を目的としたツールなどの研究開発を行います。また、診療データとしては、数値やコード化された分類データだけではなく、診療記録などのテキスト・データも含むため、それらをテキスト解析することで、より多角的な分析が可能となります。

 例えば、電子カルテの診療記録中には、さまざまな表現で「血圧」情報が記述されていますが、テキスト解析によって最高・最低血圧などの数値データを抽出して検索や分析に利用することができます。また、手術や投薬といった連続するイベントを患者集団や疾患ごとに自在に集約・分析することで、あるグループに特有の高頻度パターンの発見や、効果的な診療プロセスの確認を支援します。

 東邦大学は診療の質や患者サービスの向上のための研究を積極的に行っており、高い診療レベルを維持しています。東邦大学医療センターの3 病院では、総合的な医療情報システムが稼働しており、IBM CIS(Clinical Information System)ソリューションを採用しています。

 IBM では、社内外に存在する膨大な情報をビジネス分析に活用し、より確かな意志決定支援や新たなビジネス、サービスの創造を促進する「BAO(ビジネス・アナリティクス・アンド・オプティマイゼーション)」を強化しており、今回のプロジェクトは、BAO における東京基礎研究所の成果を活用した医療分野における情報やエビデンスに基づく医療を支援する共同研究プロジェクトです。

【お問い合わせ先】
学校法人東邦大学 (法人本部システム部 根岸)
〒143-8540 東京都大田区大森西5-21-16
電話:03-5763-6517
Email:shigeo.negishi@jim.toho-u.ac.jp


日本アイ・ビー・エム株式会社 (広報 下岡)
〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19-21
電話:03-3808-4768
E-mail:masakos@jp.ibm.com