薬学部

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公衆衛生学教室

所属教員

スタッフ名 主な担当
根本清光/教授
菅野裕一朗/講師 衛生薬学実習
粕谷ひかる/助教

有害物質から健康を守る

有害物質から健康を守る

公衆衛生学とは、食品、飲料水、大気など、社会活動を通じて人体に摂取、吸収される有害物質によって健康に影響が出ることを防止し、健康の維持や増進を考えていくものです。研究室では、種々の生体異物や内因性物質のホルモン作用や薬物代謝酵素系の誘導等について、分子遺伝学的手法を用いて研究をしています。

教員からのメッセージ

生体防御機構には、感染性微生物対しては免疫応答があるように、医薬品や環境汚染物質など有害な低分子物質に対しては代謝酵素の誘導がみられます。異物を感知し、標的遺伝子、例えば代謝酵素遺伝子の転写活性化を誘導するのが細胞内レセプターの役割といえます。代表的なものとしては主としてCYP1Aを誘導するAhR、CYP2Bを誘導するCAR、CYP3Aを誘導するPXR、CYP4Aを誘導するPPARが知られています。私たちの研究室ではCARを中心に異物認識から酵素誘導までの情報の流れについて解析を行っております。細胞質で翻訳され核内で働くレセプター型転写因子であるCARタンパク質は核膜透過性を有しております。これまでにラットCARタンパク質で2つの核内移行シグナル(NLS1/2)と1つの核外移行シグナル(NES)を報告しており、CARが核と細胞質間のシャトルタンパク質であることは、強制発現させた蛍光標識CARタンパク質の細胞内挙動から確認しております(写真参照)。ヒトCARでは主たるNLS(NLS1)を欠いておりますが、領域内のアミノ酸の違いは1つのみでした。このような種差はみられるものの、いずれもシャトル機能は保持しております。
医薬品開発で大きな問題となるのは薬物相互作用であり、CARやPXRの関与するケースは少なくありません。私たちの研究成果は転写制御の解明や試験管内での薬物相互作用の予測に役立つものと考えております。研究を通して身に着けた手技は将来オーダーメイド医療や再生医療などの分野で生かされるものと期待しております。

学生から見た研究室

どのような研究を行っているか
この研究室では薬や環境汚染物質などの生体外異物に応答して薬物代謝酵素などを誘導するレセプターの作用メカニズムについて分子生物学的手法を用いて研究しています。私は、レセプターの異物刺激による局在の変化や種による応答能の違いなどに関係する研究を行いました。蛍光タンパク質で標識したレセプターを細胞で発現させ、その挙動を共焦点レーザー顕微鏡で観察しました。細胞、遺伝子レベルで行なっているので、どの実験も非常に興味深いです。

醍醐味
遺伝子を扱っているため、最先端を走っている感じがして嬉しいです。実験が予想通りの結果になったときの喜びは、はかり知れませんが、予想外の結果であっても生物の奥深さを感じます。また、生体機能が明らかになっていく喜びがあります。

雰囲気
同学年はもちろんのこと、大学院生や先生方とも仲の良い研究室です。研究室対抗のバレーボール大会に向けての練習を通して、研究室の仲が深まり、経験者一人だったにもかかわらず、三位という好成績を残すことができました。控え室はいつも楽しい空気に包まれ、実験がない日でもみんな顔を出して楽しく談話しています。
お問い合わせ先

東邦大学 薬学部

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