薬学部

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微生物学教室

所属教員

スタッフ名 主な担当
安齊洋次郎/教授 微生物学、病原微生物学、化学療法学、微生物学実習
福本 敦/講師 コンピュータ入門、微生物学実習
飯坂 洋平/講師 微生物学実習

医薬品のもとになる放線菌を研究する

放射菌

感染症などの治療に使われている抗生物質も微生物が生産しています。研究室では、抗生物質など医薬品の原料となる有用物質を生産する微生物を中心に研究しています。放線菌を用いた新しい生物活性物質の探索や生産菌の育種、緑膿菌などの病原細菌の抗菌薬耐性、土壌細菌による金属の蓄積など、さまざまな研究をしています。

教員からのメッセージ

安齊洋次郎 教授
微生物学教室では主として放線菌と呼ばれる細菌を対象とした研究を行っています。放線菌は土壌中に多数存在する細菌の一種で、カビに似た形態をもち、様々な抗生物質、抗ガン剤、免疫抑制剤などの生物活性物質を生産する菌種が多数含まれ、医薬品原料の供給源として魅力的な細菌です。放線菌を対象にした研究では、土壌などの環境中から分離した放線菌が産生する有用生物活性物質の探索、また、マクロライド系抗生物質の生合成に関わる遺伝子の改変により新たな骨格を持ったマクロライド抗生物質生産菌の育種を行っています。有用生物活性物質探索では、病原微生物の病原性や抗菌薬耐性に関与するクォーラムセンシングを阻害する新たな物質の発見が感染症の治療に利用出来るのではないかと考えています。マクロライド系抗生物質については、より抗菌力の強い、副作用の少ない構造を持つものをつくりたいと考え研究を進めています。
また、土壌細菌は様々な金属を蓄積します。放射性物質137セシウムの環境中での循環における放線菌の関与について研究しています。セシウムはカリウムチャンネルを介して取り込まれ、細胞内のポリリン酸に捉えられ、その毒性が減少するという結果が得られています。この放線菌が持つ能力を環境浄化に用いることが出来ればと考え研究を進めています。
お問い合わせ先

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