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国際広域保健分野

指導教員名

研究指導の概要

途上国における健康問題について、国際保健看護学の視点から研究計画の立案、現地での調査研究の実施、とくに東南アジアのHIV/AIDS問題を対象とした研究実践における民族誌的な調査技法、および量的データの解析方法、質的データの解釈方法などの多様なアプローチ方法を用いて研究指導する。

分野紹介

国際広域保健が対象とする領域は、通常の保健学や看護学が対象とする分野を国際領域にも拡張したものと考えてよいものです。国際広域保健の活動に国境はないという考えのもとに、その実践の基礎となる教育と研究を行っています。とはいえ、あまりに手広く対象領域を広げるのは実際には難しいので、主に途上国の人々の健康問題を研究の対象としています。しかし、在日外国人の健康問題や海外旅行中の日本人の健康問題などもその対象となることは言うまでもありません。担当する専門科目には、国際広域保健特論I、国際広域保健特論II、国際広域保健演習I、国際広域保健演習IIの4科目があります。

国際広域保健特論I

ある地域で公衆衛生活動を行う際に欠かすことのできない社会診断や地域診断に関する基礎的な概念の解説を行っています。とくに国際広域保健分野で健康問題の研究に必須の学問の一つである疫学について、疫学調査論、疫学的因果論、疫学的解析論などを講義しています。

国際広域保健特論II

途上国における実際の国際保健活動の展開と研究実践について講義を行っています。国際広域保健の視点から、実際に対象となる国の歴史、政治、経済、文化背景などの必要とされる多面的な情報収集、現地実践活動および調査のために、医療人類学、疫学を理解しどのように応用したらよいかを考えていきます。

国際広域保健演習I

途上国における保健、医療、看護に関する諸問題について、実際の事例に基づいた問題解決のための開発技術の理論と実践方法、および問題解決に影響を与える要因分析の方法、さらに国際広域保健の活動に必要な研究態度・知識・技術を修得できるような演習を行います。

国際広域保健演習II

東南アジアの途上国における健康問題について、事前学習を行い、実際にタイ王国北部の一般住民およびHIV/AIDSグループに対する参与観察、半構成的面接などの実践を通して、国際広域保健の実践的アプローチ法を直接体験させ、現実の研究方法を修得します。
国際広域保健分野で修士論文を作成する学生は、国際広域保健特論4単位、演習4単位全てが必修となります。

研究内容

国際広域保健の領域では、解決すべき問題は数え切れないほどあります。その中から研究上の興味にしたがって研究計画を立て、実際に現地で調査を行いデータを収集し、修士論文を作成します。このような国際広域保健分野での一連の研究プロセスでは、さまざまな点を考慮しなければなりません。そのために、国際広域保健の視点からの研究計画の立案方法、現地での調査研究の実施方法、とくに東南アジアのHIV/AIDS問題を対象とした研究実践における民族誌的な調査技法、および量的データの解析方法、質的データの研究方法などの多様なアプローチ方法により研究指導を行います。

過去の修士論文

年度 学生氏名 修士論文テーマ 指導教員
2010年度 金山明子 健常妊婦および感染症患者から分離されたB群溶血性レンサ球菌(GBS)の各種抗菌薬に対する感受性および生物学的性状に関する研究 小林寅喆
2009年度 石塚さゆり タイ王国北部のHIV/AIDSと共に生きる人々の宗教行動 高木廣文
2008年度 松橋綾子 タイ王国北部地域の大学生のSTI予防意識と予防行動の関連について 高木廣文