文化講座

文化講座
Cultural Studies

開講時期 1年春学期 単位 1単位 区分 必修
学習内容 この講座の中では音楽、美術、演劇、華道、茶道、書道、文芸の7講座を開講しており、学生はいずれか1講座を選択します。
専門家の指導の下に基本から体験し、さらに作品を創造し、成果を発表します。その過程を通して、文化のもつ意義を理解し、仲間と協力し成果の完成度を高め、新たな自己を見出す喜びを感じ、感性を磨きます。

音楽

音楽

講義内容の柱となるものは次の3つです。
1. 世紀を越えて評価を与えられ続けている作品の“鑑賞”
2. 「ふるさとの四季」の“合唱”。
3. 文化講座発表会に向けての取り組み。
優れた作品や演奏に触れることで、“感動する心”を養い、その人間性、生き様を自らに取り組み、「ふるさとの四季」の合唱を通して、日本語の美しさ、奥深さを再認識し、又、体と心を一つにして歌うことの清々しさを体験し、発表会への取り組みの中で、チームワークの大切さを実感するものです。

美術

美術

なじみの深い、水彩など水を使った表現を通し、また作品鑑賞を通じ、より想像力豊かな心を持った人間性を高めて行くことを目標とします。
実技を中心に、四季やそれに伴う日常生活の中で変化する感情を、ゆらぐ水に託して透明感のある表現を目指すと共に、人間的なふくらみを育んで行きます。個人個人、それぞれの持ち味でいかに真心を伝えてゆくかを考え、また絵を通して全体を見る力を養うことで、将来看護に携わる上で大切な心の面での美しさを深めてもらえることを期待しています。

演劇

演劇

文化講座発表会当日の演劇発表を目指して、50分程度の芝居を受講学生たちと創り上げます。
しかし、芝居を創ることだけがこの講座の目的ではありません。演劇は、芸術の中でも最も人間の現実に近く、人間を学ぶための近道といえます。稽古を通して、看護に携わる人間にとって最も大切な人との交流を学び、また一つの目的に向かって力を出し合い、協力することの大切さを学びます。

華道

華道

華道には、500年余りの歴史と伝統があり、師から弟子へと、花の姿を借りて「心」が伝えられてきました。自然の草木を生かし、人の心と花の心、その命を合わせて生まれる奥の深い日本の文化です。
毎回テーマをきめて、前半に講義、後半に実習と、多くの花と出会えるよう授業を進めていきたいと思っております。
慌しい日々のなか、ゆっくりと手間ひまかけて、花と向き合い「花を生ける」という行為を通し、形だけでなく、自分の心をみつめ感性を磨いていく時間にしていきたいと思います。

茶道

茶道

講座では、茶道に関する基本的な、所作を学びます。
立ち居振る舞いとお茶、お菓子の頂き方や茶道の心構えです。
日本伝統文化の一つとして現代まで引き継がれてきた茶道。堅苦しいようですが、身近な所で、いつも向き合っていたことと感じる一瞬もあります。短期間の授業ですが、楽しい発見があることを期待します。

書道

書道

墨の香り漂う中、心を集中させて白い和紙に向かうとき、そこは毎日の生活を離れた異空間となります。
そして美しいものを鑑賞する目を養い、より豊かな人間性を培って頂くことが、この講座の最大の目標です。

文芸

文芸

文芸講座では、毎回、与えられたテーマに沿って文章を書いていきます。
おもに、エッセイ、川柳、短歌、詩、創作物語などを扱います。
優れた作品を読むことと自分で文章に表現することを通じて、想像力を働かせること、みずからの言語感覚をみがくこと、顔文字や「(笑)」などの注釈なしで、純粋に「ことば」だけで自分の思いをできるだけ的確に伝えること、少しでも豊かな日本語(メールの日本語とは異なる書き言葉)が使えるようになることを目指します。