看護学部

メニュー

学生祝辞

お祝いのことば

学生代表 3年 島田裕美

風にそよぐ木々の緑がまぶしく、新緑の匂い立つ、さわやかな季節となりました。

本日、こうして戴帽式を迎えられた戴帽生の皆さん、誠におめでとうございます、学生代表として、心よりお喜び申し上げます。ナースキャップを戴き、ロウソクに明かりを灯した皆さんは今、どのようなお気持ちでしょうか。

私が初めて戴帽式を見たのは、一年生の時でした。先輩方が呼吸を合わせ、ひとつになって響かせた合唱と誓詞、ロウソクに明かりを灯し、凛々しく立っている先輩方を見て感動したのを、今でも鮮明に覚えています。

そして昨年、私たちは戴帽生として皆さんと同じように春休みを返上して練習に取り組みました。ときには意見がぶつかり合い、前に進まないこともありました。そんな時、先生方や先輩方からアドバイスを頂き、再び話し合いを重ね最終的には自分たちが納得できる戴帽式を催すことができました。

今日を迎えるまで、皆さんも多くの葛藤と困難を乗り越えてきたことでしょう。一生懸命取り組んでこられた分、戴帽式を終えた後の喜びと達成感はひとしおなのではないでしょうか。

私は今日、三年生のボランティアとして皆さんにロウソクを渡すお手伝いをさせていただきました。戴帽され、ロウソクを受け取る皆さんの顔には、緊張の中にも高揚した表情が浮かんでいたように思います。百十の明かりが壇上に揃い、「日々成長するために、向上心を忘れず、終わりのない看護の道を歩んでいきます。」と誓詞が締めくくられた時の皆さんの表情は、決意に溢れ、輝いて見えました。

また、百十の呼吸を合わせ、心を一つにして「You raise me up」を歌う間、皆さんはどのようなことを感じていたでしょうか。この曲には「私は強くなれる、あなたが支えてくれるから。あなたが支えてくれるから、私はいつも以上に頑張れる」という歌詞があります。昨年私は、この曲の歌詞のように、仲間の存在を感じました。そして、仲間がいるからこそ、今の自分があり、ここに立つことができているのだということに気がつきました。

戴帽式を終え、定期試験や基礎実習など、乗り越えることが難しいと感じるものも多くありました。特に初めての本格的な実習では、患者様との関わり方、看護とは何なのかについて悩み、くじけそうになることもありました。しかし、同じ看護の道を歩む仲間と支え合い、励まし合うことで自分を奮い立たせ、最後までやり抜くことができました。仲間と共に乗り越えたことで、達成感とともに、少しだけ自信を得ることができました。

皆さんの「心のともしび」は、あのロウソクの明かりのように揺らいだり、小さくなったり、消えかけてしまうことがあるかもしれません。その時には、共に看護の道を歩み、切磋琢磨する仲間がいることを思い出し、仲間に灯を分けてもらい、皆で支え合ってください。皆さんの周りには、問題に直面した時に道を照らして下さる先生方、そして、どのような時でも見守り、味方になってくれる家族の支えもあります。いつも一人ではないことをぜひ忘れないでください。

今日、皆さんの戴帽式を見て、私も初心に帰り、もっと頑張らなければ、と思いました。皆さんの誓いの言葉にもあったように、「皆さんの笑顔が、すべての人の生きる希望となるような、心あたたまる看護」ができるために、これからの学びと経験が充実したものになることを心からお祈りして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。
お問い合わせ先

東邦大学 看護学部

〒143-0015
東京都大田区大森西 4-16-20
TEL:03-3762-9881