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左冠状動脈前下行枝の内膜病変および内腔狭窄度に及ぼす心筋架橋の影響

研究の背景および目的

心筋架橋は心臓の冠状動脈の走行における解剖亜型であり、冠状動脈の粥状硬化病変に対して抑制的に働く報告と促進的に働く報告があることが知られています。しかしながら、実際に心筋架橋が病変形成にどのように関わるのかについて決着がついていません。また、近年、画像診断の技術が進み、生前に心筋架橋の有無が判定できるようになってきました。
そこで、東邦大学医学部病理学講座では、心筋梗塞のない心臓における冠状動脈の狭窄の程度が心筋架橋の有無によりどのように異なるのかを調べることを目的として本研究を計画しました。
この研究で得られる成果は、心筋架橋が粥状硬化病変に対してどのように影響するのかを明らかにし、患者の心筋梗塞に対するリスクを予測する判断材料の一つになります。

研究対象および方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。

2010年~2014年までに大森赤十字病院、済生会横浜市東部病院において、病理解剖を受けた症例で、解剖施行前に同意書にサインを頂いた症例(各施設20例程度)を対象とします。

解剖時に診断用に採取した試料を用いて、心筋架橋の位置・長さ・深さの測定および冠状動脈の内膜、中膜、内腔の面積を測定し、解剖時に作成される臨床経過表から抽出した患者の年齢、性別、心疾患のリスク(高血圧症、高脂血症、糖尿病)の有無とともに解析することにより、心筋架橋の存在が冠状動脈の狭窄の程度にどのようにかかわるかを調査します。

今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。
本研究に関してご質問のある方、診療情報や病理解剖結果を研究に利用することを承諾されない方は、10月末までに下記までご連絡下さい。

研究責任者および担当者

研究責任者:
東邦大学医学部病理学講座
職位・氏名 講師・深澤 由里

各病院の担当者:
日本赤十字社 大森赤十字病院 検査部・顧問 坂本 穆彦
済生会横浜市東部病院 病理診断センター 石井 壽晴

本研究についての窓口

東邦大学医学部研究相談窓口
Tell:03-3762-4151 内線2222
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151