医学部

メニュー

機能温存手術のための臨床解剖学的基盤構築

研究の背景および目的

根治性を高めつつ、術後の機能を温存するためには、人体構造の詳細な3次元解剖学的知識が必要とされます。しかしながら、内視鏡下治療の導入により、これまで観察しづらかった自律神経系、リンパ系、靭帯や膜構造などが詳細に観察できるようになったため、さらなる解剖学的知識が求められるようになりました。
そこで、東邦大学医学部解剖学講座生体構造学分野では、様々な臨床各科に必要とされる詳細な局所解剖学的基盤構築を行うことを目的として本研究を計画しました。
この研究で得られる成果は、患者QOL 向上のために根治性と機能温存という相反する2つを満たす新たな臨床解剖学的根拠の確立につながります。

研究対象および方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認(承認番:A17033_17005_25113_23011)を得て実施するものです。

2011 年~2020 年(予定)までに東邦大学医学部解剖学講座に供された白菊会献体おいて、入会時に「医学研究の教育・研究目的に使用することに関する同意書」にサインを頂いた症例(約60例)を対象とします。

関連臓器の解剖やCT・MRI による画像検査とともに解析することにより、詳細な解剖学的基盤構築のための形態学的調査します。

今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

本研究に関してご質問のある方、本研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

連絡先および担当者

東邦大学医学部解剖学講座生体構造学分野
職位・氏名 准教授・川島友和
電話 03-3762-4151 内線 2312
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151