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笑いの再建に焦点を当てた側頭筋の臨床解剖研究

研究の背景および目的

側頭筋は、1950年代より顔面神経麻痺に対する動的再建(笑いの再建)に用いられています。1997年に術式の大きな改良がなされ、われわれは2007年より本術式を採用し、さらに幾つかの改良を経て良好な臨床成績を得ています。
しかし、本術式に関する臨床解剖研究は十分になされていないのが現状であり、他施設に於いて術式の理解と普及の妨げの要因となっています。また、本術式の更なる低侵襲化を図るには、詳細な臨床解剖の理解が必要です。
そこで、東邦大学医学部形成外科学講座(佐倉)では、本術式の臨床解剖知見を深めることを目的として本研究を計画しました。
この研究で得られる成果は、本術式の低侵襲化や理解・普及に貢献し、顔面神経麻痺患者の再建治療成績の向上につながります。

研究対象および方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
本研究の研究経費は講座研究費であり、利益相反はありません。

解剖検索の対象となるのは、東邦大学白菊会入会時において医学研究に供されることに対し本人ならびにそのご遺族が同意を行っている成人保存屍体(約5体)です。これらの数は、年度により研究利用できるご遺体数が異なるため、現段階では未定です。いずれも生前に本人ならびにそのご遺族(1~3親等の親族)より同意を得られて献体されたご遺体であるということ以外に、年齢・性別は問いません。

今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

本研究に関してご質問のある方、解剖結果を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

連絡先および担当者

東邦大学医療センター佐倉病院形成外科
職位・氏名 教授・林  明 照
電話 043-462-8811 内線 6042
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151