医学部

メニュー

身体症状に始まり、後に精神病(サイコーシス)を発症した児童思春期症例の検討

このたび、東邦大学医学部精神神経医学講座において、「身体症状に始まり、後に精神病(サイコーシス)を発症した児童思春期症例の検討」を実施いたします。

児童思春期においては、身体症状を訴え小児科や内科を受診したものの、諸検査で異常を認めず、心理的な要因が関与していると疑われ精神科を受診する児童思春症例も多くみられます。こうした症例を長期にわたり観察していると、統合失調症や双極性障害などの精神病(サイコーシス)を発症する場合も少なからずあります。

本研究では、当初は身体症状を主訴に受診され、のちに統合失調症、双極性障害、減弱精神病症候群のいずれかを発症した患者さんについて、身体症状出現時、および精神症状出現時における心理的・社会的機能などを調査し比較することにより、精神病(サイコーシス)を発症する予測因子となるものを検討することを目的としています。
平成26年4月から平成27年3月までの期間において、東邦大学医療センター大森病院メンタルヘルスセンターおよび東邦大学医療センター大橋病院心の診療科に通院中の、初診時年齢が18歳未満の患者さんで、初診時に身体症状を主訴に受診された方の診療録(カルテ)に記載された情報がこの研究に利用される可能性があります。その際、必要な情報から名前は除かれ研究用の番号が付記されます。これらの情報は、ネットワークから切り離したパソコン上で取り扱い、データ分析には、個人を特定する情報を削除したデータベースを用います。データベースは鍵のかかるキャビネットで保管します。今回の研究で得られた結果に関しては、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

ご自身やご家族でカルテに記載された情報を研究に利用することを承諾されない方、本研究に関してご質問のある方は下記にご連絡ください。

東邦大学医学部 精神神経医学講座
研究責任者 水野 雅文
研究担当者 蓮舎 寛子
連絡先:研究相談窓口
03-3762-4151(内線2222)
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151