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「呼吸器細胞診標本で検出される真菌の臨床的意義に関する研究」について

喀痰や気管支内視鏡洗浄液の細胞診標本には、様々な真菌(カビ)や真菌様物質が認められます。これらの中には病原性のある真菌の他にも、口腔内常在真菌や食物残渣と思われるものが多く含まれており、病原性真菌であることを確定することは難しいのが現状です。

この研究は、東邦大学医療センター大森病院において、喀痰や気管支内視鏡洗浄液の細胞診標本にみられた真菌や真菌様物質の形態や炎症反応などを、胸部レントゲン検査や発熱の有無、真菌の血清抗原の上昇などの臨床情報と併せて検討することで、真菌症の診断と治療に役立つ情報を得ようとするものです。ヒトゲノム遺伝子解析は施行いたしません。情報の解析にあたり、患者様の個人情報は厳重に管理し、個人名の特定が不可能な様に連結可能匿名化処理の後に取扱い、患者様には一切の不利益が生じないように努めます。なお、対象となる喀痰や気管支内視鏡洗浄液の採取期間は2005年~2014年の過去10年間を予定しております。

以上、本研究では患者様の情報 (年齢、性別、基礎疾患など)も解析対象として含んでおりますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

本研究で得られた結果に関しては、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがあります。本研究に関してご質問のある方、臨床情報や病理結果を研究に利用することを承諾されない方は下記にご連絡下さい。

東邦大学医学部 病院病理学講座
研究責任者:若山 恵
講座責任者:澁谷和俊
連絡先:研究相談窓口
03-3762-4151(内線2222)
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

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TEL:03-3762-4151