東邦大学は2025年に創立100周年を迎えます。創立以来「自然・生命・人間」を建学の精神とし、高い専門性と豊かな人間性をもった自然・生命科学の専門職業人・医療人を輩出してきた、日本においても有数の私立大学です。そして健康科学部は、医学部、薬学部、理学部、看護学部に次いで、2017年4月に5番目の学部として開設されました。本学部では人間が健康で幸せな生活を営むことを尊ぶ「健康科学」の視座を持ち、人々に支援ができる実践者、研究者を育成します。まだ新しい学部ではありますが、東邦大学医療センター3病院（大森病院、大橋病院、佐倉病院）や千葉県を中心とした首都圏の保健医療施設で、卒業生が看護専門職として活躍しています。

　健康科学部看護学科の教育の特色は、“基礎から臨床看護”に、そしてトランスレーショナル看護領域・ファミリーヘルス看護領域・コミュニティヘルス看護領域・プレ・プロフェッショナル看護領域という“4つの看護領域”でつながっていくようデザインされていることです。それぞれ専門性をもつ教員が看護学の各分野と横断的に連携しながら、学修する学生の皆さんが知識・技術を統合していけるような教育を実践しています。

　健康科学、看護学やそれらに関連する科目の学修は、そう容易ではありません。しかし、私たち教職員は、困難の中にも楽しさややりがいを見つけられるような魅力ある教育を追求しています。自然あふれる習志野キャンパスで皆さんと共に学べることを心待ちにしています。